鼻血 止血法

怪我をしたとき、昔は消毒してカサブタを作って治していましたが、今は湿潤療法が主流です。 それと同様に、鼻血の対処法も昔とは違います。

 

以前は、鼻の付け根を押さえて上を向き、首をトントンしたり冷やしたり。

 

<現在の止血法>

鼻の横の膨らみ(小鼻)を20分間押さえて止血する

ここの内側の鼻中隔に「キーセルバッハ部位」と呼ばれる出血しやすい部位があり、鼻血の約95%はここから出血しています。奥から出ているようで、けっこう手前。

必ず座って顔は前屈みとし、口からでる血は飲み込まずに吐き出す

鼻血押さえる時間の目安は約20分程度。

※注意:この20分間の間に鼻血が止まったか確認のため圧迫を中断してしまわないこと。

 

<病院に行く目安>

20分法を正しく2回しても出血が止まらない時。

身体のどこかにあざ(内出血)がある時。(白血病の可能性)

歯肉など、鼻以外からも出血している。  

 

<主な原因>

通常、子供の場合、鼻をほじることによる外傷

 

 

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病院での処置は、通常、パッキング(鼻に清潔な詰め物をする。)

詰め物は、ガーゼにワセリンを塗布し、薄めた血管収縮作用のある薬剤を垂らしてたものをキーゼルバッハ部位に向けて挿入し、前傾姿勢をとって圧迫し続ける。